デザインをスマートに依頼しデザイナーに全力を出させる6つの方法

デザイン

新規のデザイナーに頼むときって、不安ですよね?

クオリティは高いのか。仕事のスピードはどうなのか。責任感はあるのか。コミュニケーションは大丈夫なのか。デザイン修正も気持ちよく受けてくれるのか。などなど・・・

この記事では、デザイン受注と発注どちらも経験している私が、どうすれば依頼主としてスマートにデザインを依頼できるのか、どうすればデザイナーが全力を尽くしてくれるのか。その6つの方法についてお伝えします。

具体的に依頼する

デザインを依頼するときに最も大切なこと。それは「誰にどんな目的でデザインを伝えるのか」をしっかり考え、具体的にデザイナーに伝えることです。

例えば、化粧品のバナーを依頼する場合。「ターゲットは30代前半の都会で働く女性。商品は○○化粧品。目的は商品LPに数多く誘導できるバナーをデザインしてもらうこと。設置場所はブログの右上。商品イメージに合った女性らしい洗練された高級感あるデザインを希望。イメージ例はこちら」などです。忙しいからといって、デザイナーにディレクションやマーケティング能力まで期待すると、だいたい後で苦労させられます。反対に私の場合、最初にコンセプトを具体的に共有できた案件では、デザインの方向性が外れたことは1度もありません。

ですので、依頼主の大切な商品やサービスを誰に、どういう方法で届けたいのか。ターゲットはどういう生活を送っていて、どういう言葉に敏感に反応するのか。依頼主はコンセプトを明確に、デザイナーにしっかり伝えましょう。デザイナーは依頼主の商品やサービスについては素人だということをお忘れなく。

「ゼロからデザインやり直して!」はマナー違反

コンセプトや目的がしっかり共有できないと発生するケースですが、これはマナー違反です。

私の駆け出しデザイナー時代の失敗例です。あるクライアントさんから「カッコいいデザインでお願いします!」と依頼されたんです。それで詳細をヒアリングしたいとメッセージしたんですが「とにかく任せたので作ってみて!」の一点張り。仕方ないので商品の特徴や同業他社の売れてるデザインをリサーチ。その中で「これならライバルにも勝てる!」というカッコいい洗練されたデザインを納品したんです。

すると「いや。これじゃないんだよね・・・」と返されて。まあ言っても仕方ないので、要望イメージを色々聞いたんです。でも、聞いても聞いても希望イメージが伝わらない。ならばと「1・2・3のデザインでしたら、どれがお好みですか?」と見本のデザインを見せたんですね。そしたら、ようやく分かって。思ってたのとまったく違うデザインを希望されてることが・・・はい。結局ゼロから作り直しました。貴重な経験です。

そんな事にならないよう、デザイナーさんとは事前に「インパクト重視!」や「ほのぼのした柔らかいイメージで」とか「洗練された高級ブランドショップのような雰囲気で、黒色ベースにゴールド装飾で」など、第一印象から細部のイメージまで一緒に共有していきましょう。

デザイン見本を共有しよう

デザインは言葉では伝わりません。同じ「カッコいい」というワードでも、人によって思い描くイメージはさまざま。ある人は颯爽と歩く女性モデルにカッコいいと感じ、ある人は被災地で泥まみれになりながら救助活動に全力を尽くす消防士さんをカッコいいと感じます。

ですので、依頼主は良いと思うデザインをWebや雑誌などでリサーチして、デザイナーに見せましょう。

デザイン見本は3点あると良いです。「1のこの部分と、2のこの部分のイメージがとても良い。でも3の雰囲気だと、ちょっと色味が強すぎる」など。良い見本と悪い見本の2パターンあると、デザインの方向性がより固まるのでオススメです。

スケジュール感は事前に確認

時間管理も大切です。事前に「○月○日納品で大丈夫でしょうか。その後の予定ですが、5日後までに印刷完了させて、7日後のイベントでチラシを配布するんです。だからギリギリのスケジュールなんです」と、具体的なスケジュール感まで共有すると良いです。デザイナーにも参加意識が芽生えるので。デザイナーはお金よりやりがいに価値を見出すタイプが多いです。またデザイナーは「7日後のイベントで、自分のデザインしたチラシはどんな人に配布されるのかな」ということを知りたがっています。ですのめデザイナーには事前に正確な情報をしっかり伝え、やる気アップで納期をしっかり守らせましょう。

決定権は誰か伝えておく

大企業でありがちですが、デザイナーとの交渉は担当者レベルで、決定権は部長という場合。私も経験ありますが、担当者と打ち合わせを重ね、何度も微調整して「柔らかくて高級感もあって、当社のイメージにぴったりな凄く良いデザインになりました!」と大満足頂いた3日後。「社長に全く別のデザインにしろって言われまして・・・もっと力強い、カッコいいデザインに修正してください」というメッセージが。私もサラリーマン時代に管理職やってたので理解はできます。しかし、気持ちは「がーん」です。

できればお互い無駄な時間を費やしたくないですよね。そうならないよう、依頼する側は社内でデザインの方向性を固めておきましょう。できるだけ具体的に。デザイナーに依頼する前に。

「とりあえず作ってみて」は禁句

クライアントさんの頭の中でイメージが具体的に固まってなかったり「私どもは素人なので、プロのデザイナーさんにお任せします」という考えのクライアントさんだと、時々聞くワードです。

デザイナー側はクライアントさんがどんな悩みを解決したくて、誰にどんなデザインを届けたいのか聞きたがっています。お任せというのが実は一番困るのです。デザインを任せるということは、もし完成した作品がイメージと違っても、デザイナーに文句は言えないという意味なのですが、このように依頼するクライアントさんに限って、何度も作り直しを要求することが多いです。

デザイナーは魔法使いではないですし、依頼主の頭の中も覗けません。制作には時間がかかりますし、察する能力も限界があります。デザイナーにはお任せで依頼せず、できるだけ具体的に伝えましょう。

最後に

満足するデザインを納品してもらうために、デザイナーに良質な仕事をさせる6つの方法についてお伝えしました。

「依頼主って大変だな・・・」と思いましたか?しかし、忙しいからと言ってデザイナーにディレクションやマーケティングの主導権を渡すのは止めましょう。リスクが高いです。多くがデザイナーにかき回されて終わるのがオチです。

現在私はデザイン業務に加え、ディレクションやマーケティングまで行っているのですが、だからこそ、その大変さを理解してます。

デザイン能力、ディレクション能力、マーケティング能力はそれぞれ別物です。そのことを理解し、6つの方法で優秀なデザイナーをしっかりコントロールして、良好な関係を築いていきましょう。

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