グラフシリーズの最終回は、折れ線グラフです。
円グラフと棒グラフについては、前回までにお伝えしました。
⇒棒グラフを見やすいデザインに激変させる5つのポイントとは?
そもそも、折れ線グラフってどんな時使うの?キレイな円グラフと棒グラフだけで足りるんじゃ?どうやると見やすくなるの?このあたりを解決していきます。
目次
折れ線グラフってどんな時に使うの?
折れ線グラフを使う時は「変化を見たいとき」です。
例えば、サンプル画像の「昭和60年から平成42年までの、人口増加率の変化を見たい」という時。折れ線の角度で変化をパッと理解できるので。
いっぽう「比較を見たいとき」は棒グラフです。
例えば、サンプル画像の「昭和60年と平成27年の差はどれくらいか見たい」という時。間の離れたデータも棒グラフならパッと比較できます。
折れ線グラフを見やすくする方法




それでは左の折れ線グラフを右のように見やすくする方法についてお伝えします。
1.立体を使わない
何度も言いますが、立体を使うのは止めましょう。一見カッコよく見えがちですが、まあ伝えたい情報が伝わりません。補助線も不要です。年数をナナメに書くのもダサいから止めます。
2.最も伝えたい数字を大胆に大きく
最も伝えたい数字は大胆すぎるくらい大きくしましょう。サンプル画像の場合は「979万人」です。残りの数字は不要です。バッサリ削除しましょう。
3.最重要な折れ線グラフだけ太くする
最も伝えたい折れ線グラフだけ太くしましょう。「979万人」はこの折れ線グラフの数字を示しているんだとパッと分かるよう同じ色にしましょう。
4.色はメインカラー1色に
1つのグラフで伝えることは1つです。最重要メッセージをメインカラーに。その他はグレーで目立たなくします。とにかく「979万人」に相手の目線を誘導します。
5.その他の要素は最大限カット
不要な要素は全カット。余分な目盛り線も、目盛り数字も、暗めの背景色も、すべてカットしましょう。このスライドで相手に伝えたいのは「979万人」。焦点を絞りましょう。
最後に
折れ線グラフは「変化」を伝えるのに最適なグラフです。使う場合は5つのポイントを押さえた折れ線グラフで、ひと目で相手に伝わるグラフデザインを行いましょう。
「でも、作るのめんどくさいな・・・」という方は、テンプレートと右の折れ線グラフをパワポで作る方法が付いてくる売れるグラフ(パワーポイント)教えますをご活用ください。
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